2018年度総会資料より2018年4月現在
循環型街づくりは、利用可能なエネルギーをいかに回収して再利用して循環できる環境を作る必要があります。NPOでは、できることからはじめよう家庭の廃食油を下水に流さず回収することが環境学習啓発活動にもつながり下水設備の故障原因と配管つまり防止にもなりますので関係者のご協力を受け丹波市内で取り組んでいます。
2007年12月から廃食油回収を継続実施しています、回収量が上下しながら推移しております。
現在廃食油回収に協力していただいている「給食センター・飲食店・コンビニ・保健衛生推進協議会」や地域のボランティアと協力して継続回収を実施しております。
平均すると毎月2000リットル(ドラム缶10本)回収できています、回収実績の割合はグラフのようになっております。
廃食油回収風景、回収方法はご協力いただいてます個所により色々と方法を工夫しております。
飲食店での回収 | 認定こども園での回収 |
クリーン作戦での回収
保健衛生推進協議会の定期回収に合わせて地域を回っています
回収された廃食油は尼崎市に処理工場があります浜田化学さんへ依頼して定期的に丹波へ回収に来ていただいてます。
回収された廃食油は品質により選別精製されます。
精製された廃食油は納品先へ商品別に運搬されます
浜田科学㈱尼崎処理場では精製された製品は以下の用途で再利用されています。
85% 家畜用飼料(メーカーで飼料と配合)
7% 工業用脂肪・脂肪酸(石鹸・化粧品)
6% 燃料(工場ボイラー・セメント工場)
2% 塗料(塗料メーカ)
NPOでは今までに廃食油回収も含め啓発活動を色々と行ってきました。
◎廃食用油の回収・運搬
◎廃食用油のリサイクルに関する普及啓発事業
◎エコ食用油の精製・リサイクル事業
◎新エネルギーに関する学習・調査・研究及び啓発事業
菜の花プロジェクト丹波で菜の花から天ぷら油を回収、少しだけ循環しました。
廃食油を精製した燃料を自家用車で利用しました、排気ガスが香ばしい天ぷらのにおい。
スーパでも回収にご協力いただきました。
丹波市の公用車にも利用しました。
小学校での出前授業、子どもたちが集めた廃食油から石鹸を作りました。
子どもたちが集めた廃食油からバイオ燃料を作成しています、実際にディーゼル発電機に燃料を入れて発電できた電気で電灯を灯しました。